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一般的に椎間板ヘルニアになったら治らないと言われています。特に症状が酷い方は手術となります。
しかし椎間板ヘルニアもきちんと治療すれば必ず治ります。
先ずは椎間板ヘルニアになる過程をご説明したいと思います。
腰部に慢性的な疲れが溜まります。すると腰が重い、痛い等の症状が現れます。このような状態に負担をかけ続けると今度は激痛やシビレといった更にお症重い症状に変わっていきます。
この辺りから筋肉と靭帯が硬く変異してきます。骨は筋肉と靭帯によって繋がって支えられていますので、硬く変異してしまうと骨(腰椎)と骨の間が狭くなってしまいます。
硬くなった筋肉と靭帯が骨を引っ張りあってしまうからです。
その結果骨と骨の間にあるクッションの役割を果たす椎間板が圧迫され押し出されてしまいます。
この時脊髄神経に椎間板がぶつかる事で足に激痛が走るようになります。
これらが椎間板ヘルニアになるまでの過程です。
この飛び出した椎間板は元に戻る事はないとされています。その為手術で椎間板を取り除くしか方法がないと言われている訳です。
しかしこの手術が必要な椎間板ヘルニアの方を何人も治している私はこの一般的な見解と違う考えに至りました。
次回はこの続きを書いていきたいと思います。
邪気(疲れ)が溜まると何故不眠症になるのか?
頭、首、肩に溜まった邪気(疲れ)は交感神経を刺激します。
人の身体には自律神経といわれる交感神経と副交感神経からなります。
交感神経は活動の為の神経で副交感神経は休息の神経です。
邪気(疲れ)が溜まると交感神経を刺激し脳が活動的になります。ですのでいくら寝ようと思っても中々寝れない訳です。
このようなデータがあります。
健康な方の睡眠と不眠症の方の睡眠の自律神経の移り変わりを表したものです。
健康な方が8時間の睡眠をとると睡眠直後に交感神経から副交感神経に直ぐに切り替わります。
不眠症の方が8時間の睡眠をとると睡眠時中でも活動を表す交感神経が4時間程続きその後ようやく副交感神経に切り替わるのでした。
不眠症の方は8時間の睡眠をとっていながら実際には副交感神経に切り替わった4時間しか身体の回復が出来ていない事になります。
実際は4時間しか寝ていないという事です。
明け方になるとようやく眠くなるのは良く理解出来ます。
疲れている上に睡眠での回復が出来にくい状態になっていますので、早めに対処しないと悪循環に入ってしまいます。
不眠症にならない為にも普段の疲れを意識して頂き、不眠気味になってきたら生活のペースを落とし無理をしない事です。
不眠症は結果的に2ヶ月で自然に治りました。その時は何故治ったのか良くわかりませんでした。
その後邪気(疲れ)が感知判別出来るようになってからは不眠症の原因が判りました。
やはり不眠症も疲れが原因です。
頭、首、肩にもの凄い量の邪気(疲れ)が溜まっています。ですのでこの邪気(疲れ)を取り除けば治るという訳です。
特に首が重要ですので首だけの治療で7〜8割は治す事が出来ます。残りの2〜3割は頭と肩になります。
先ずは1日でも早く眠れるようになる為にも最初は首の3点のツボを集中的に治療します。その後で疲れの割合を診ながら頭と肩の治療を行います。
私が自然に治ったのは2ヶ月かけて少しづつ邪気(疲れ)が抜けていったからでした。ですので邪気(疲れ)は無理をしなければ毎日少しづつ抜けていきますので、不眠症になってしまったら先ずは無理をしない事です。
軽い不眠症でしたら前回書きました様々な方法で治る事もあると思いますが、症状が重くなるにつれそうしたものでは治りにくくなって来ます。
私の場合はテレビでやっていた対処法だけでは改善しない程邪気(疲れ)が溜まっていたのでした。
ですので軽い不眠の段階で無理をしない事が早く回復する方法です。
半年以上不眠症が続いている方や睡眠導入剤を飲まれている方は治療が必要になってしまいます。
次回はこの続きを書いていきたいと思います。
当院には不眠症で悩んでるいらっしゃる方が多く来られます。
私も以前2回程不眠症に悩まされた経験があります。
当時はどうやって治していいのかわからず、テレビでやっていた不眠症の解消法を色々試していました。
先ずは寝る前の40℃位の温度での半身浴。次に不眠症に効くツボ。次に寝る1時間前から明かりを柔らかいものにする。ラベンダーを枕元に置く。目の上に置く小さな枕。温かい牛乳を飲む。サンチュという野菜を三枚食べる。アマランサスという種をごはんと一緒に炊いて毎食食べる。
テレビからの情報で不眠症に効くというものは次々と試してみました。
テレビの中の実験の対象者の方には実際効果がありました。
しかし私場合は全く効果が得られませんでした。
不眠症は辛いものです。私の場合ですが中々寝つけなく、寝ても直ぐ起きてしまい、トイレにも2〜3回起きては、また寝つくまで時間がかかり、やっと寝れたと思っても眠りが浅く寝てるのか起きてるのか良くわからない状態で朝を迎えるというものでした。
毎日このような状態ですから段々と寝るのが怖くなって来ました。
『また今日も眠れないのではないか』
と意識してしまい余計に緊張していました。眠れないので当然疲れが溜まって来てしまいます。
しょうがないのでせめて少しでも日中眠たいと思い寝てみますが、目がギラギラして眠れませんでした。
今考えると完全に不眠症の悪循環に入っていたのだと判ります。
原因も心当たりがなくどうしていいものかほとほと困っていました。
次回はこの続きを書いていきたいと思います。
うつ病を経験した事で考え方が変わり、同時に生き方も変わったように思います。
今では殆どストレスを感じない性格になれたのではと思っています。私の人生にとってうつ病になった事はこれまでの自分を振り返る良い経験になったと思います。
また自分の身体面と精神面の限界を知れた事で自分が今どの状態にあるのかが客観的にわかるようになりました。
自分の限界を知らないので限界を超えてしまう訳です。
人間には必ず身体面と精神面の限界があります。限界を超えては必ず何かしらの病気になってしまいます。
その限界を知る意味でも身体の声を聞く事をオススメします。
『今日は疲れたなぁ』『やる気が出ないなぁ』『本当は休みたいなぁ』
これらの考えは全て身体からのものです。『疲れた』と自分で考えている訳ではありません。
例えば無性に食べたくなる物があるとします。最近の私は豚肉を食べたくなる事が多くなっています。その時は素直に身体が欲してると思い豚肉を食べるようにしています。
このようにその日食べたい物を自ら選んでいるつもりでも実際は身体が要求しているのです。
ですのでなるべくこうした身体からの声に合わせていく事で身体に負担をかけずに快適に過ごす事が出来る訳です。
そうはいっても自分の都合に合わせて生きて行ける現代でもありませんので中々難しいとは思いますが。
出来る限り身体の声に耳を傾け身体の状態を知る事で、ご自分の身体と上手に付き合って行けるようになると思います。
うつ病も無事に治ったから良かったですが、私のように若気の至りか限界を突破しては待ち受けるのは様々な病気だけです。
こうした様々な病気にならない為にも身体の声に耳を傾ける事をオススメします。
うつ病が回復してくると共にうつ病の原因になったであろう自分の考え方が少しづつ見えて来るようになりました。
完璧主義と変なプライドの高さがありました。
そしてこれらの考え方を思いきって止めようと思いました。
何事も60点取れたら合格としようと考えた訳です。すると物事がスムーズにストレスなく運ぶようになりました。本当にこんなので良いのかなぁという不安もありましたが、とりあえず前よりもストレスを感じなくなって来たので続ける事にしました。
今ではこの考え方のおかげで完璧主義を止める事ができストレスもなくなった事から私には合っているのかなぁと思っています。
合格点数を低く設定する事で決め事や選択に頭を痛める事がなくなった訳です。
あと私にはいつの頃からか変なプライドが身についていました。
20代の頃はミュージシャンを目指していましたので様々なアルバイトをしていました。
アルバイトなので周りの人の私に対する評価や身分が低かったのです。いくら頑張っても所詮バイト扱いで、あなたなんていつでもこちらが気に入らなければ首に出来るのよといった空気がありました。
そこで益々私の変なプライドがムクムクと沸き上がり周りの人に見返してやろうと内心意固地になっていきました。
本当は認めてもらいたかったのだと思います。
それでも認めてもらえない自分とその周りの人達にストレスを感じていました。
周りの人に認めてもらうという事は信頼を得るという事ですから、働いて直ぐに認めてもらえる事などある訳がないのですが私の場合プライドの高さとこれまでの経験から物凄いストレスに感じてしまっていました。
この私の中途半端なプライドで自分自身を苦しめて来てしまいました。周りの人達が悪い訳ではなかったのです。
変なプライドを捨ててからは人付き合いがとても楽になりました。
早く私という人間を認めてもらいたいと焦り、認めてもらえないと周りの人達のせいにしてストレスを溜め込むような事がなくなったのです。
本当に自分勝手な人間だったなぁと思いますし、その経験が今でも私の戒めの教訓になっています。
次回はこの続きを書いていきたいと思います。
うつ病はマイナスな面ばかりではありません。うつ病の真っ只中はそんな事を思える訳がありませんが治ってみるとその辛い経験が生かされている事に気付けると思います。
うつ病になると自分自身の陰(ネガティブ)な部分と向き合う事になります。そこで自己嫌悪になるほど自分と向き合う訳です。
これは本当に辛い経験ですが回復と共にこの経験をプラスに変えて行く事が出来るようになります。
何故自分はうつ病になってしまったのか?
完璧主義や責任感の強さ、プライドの以上な高さが大きく関わっている事が自覚出来ます。
何故うつ病になる前に気付けなかったのか?
ご自身の身体面、精神面の限界を知る事が出来ます。
私の場合生まれつきの完璧主義で1つの物事が上手くいかないだけで簡単にストレスを感じていました。ですので私の場合ほぼ毎日ストレスを感じていました。
身体の健康を気にする余裕もなく精神力で何とかなると思い込んでいました。身体は負担をかければかける程健康レベルが下がって来ます。健康レベルが下がれば精神面も下がって来るのは当然です。
このような経験からうつ病になる前の私と回復した後の私では大きく変わりました。
次回はこの続きを書いていきたいと思います。
私がうつ病になり藁にもすがる思いで精神科を受診しました。その時は凄く落ち込んで帰って来たのを覚えています。
先生からのアドバイスに余計に落ち込んでしまったのです。その時は至極当然のアドバイスであったと思いますが、しかしそのアドバイス通りに出来きそうもない自分に更に落ち込んでしまった訳です。
わかってもらえない気持ちが逆に反発心となり処方されたお薬を飲む気持ちになれませんでした。
その後は精神科に行く事もなく今まで以上に苦しい気持ちで過ごす事になりました。
今考えると私の経験からお薬はちゃんと飲んだ方が良かったと思っています。ですので私達は患者さんに対して処方されたお薬はきちんと飲んで頂くようにアドバイスしています。
その上で当院での治療を行って行きます。
お薬を飲む事で過度な精神的ストレスを緩和する事が出来ます。ストレスがかかると当然邪気(疲れ)が溜まってしまいますので、お薬でストレスを緩和する事によって比較的楽に回復されていきます。
お薬を飲む事に抵抗がある患者さんもいらっしゃいますが、(一生飲み続けてしまうのではないか?といった不安)身体の疲れをきちんと取れば自然にお薬の量も減って来ますので安心して飲んで頂きたいと思います。
私のように反抗的な考えでお薬を飲まないのは勿体ないですので。
次回はこの続きを書いていきたいと思います。
うつ病の方によく私達がアドバイスする『寝れるだけ寝て下さい』というものに最初抵抗を感じる方が結構いらっしゃいます。
そんなに寝ていたら一生起きれない身体になってしまうのではないか?という心配があるようです。
確かにそのお気持ちは良くわかります。
しかし疲れている身体の為にうつ病になっている事実をお話しさせて頂くと、皆さんホッとした表情を一様にされます。
眠る事がすでに罪悪感となっているうつ病の方にとっては寝てても良いんだという以外な意見に安堵感を覚えるのだと思います。
やはりそこで安堵感を覚えるという事は身体が本来求めているものだからだと思います。
私もうつ病の時にずっと寝て居たかったのですが、仕事している為にそうもいかず結果回復期間が長引いたと思っています。
私が当時うつ病だった事は今でも両親には内緒にしています。
心配をかけたくない気持ちと恥ずかしい気持ちがあったのだと思います。その為よく休みの日には1日中寝ている私を父親は『だらしない』と怒っていました。
そんな経験からご家族の方にうつ病の辛さをご説明させて頂く事があります。私と同じように怠けていると思われているからです。
安心してゆっくり休める環境もとても大事です。常に家族の目を伺いながら寝ていても逆にストレスになる事があるからです。
うつ病はなってみないと本当にわからない病気です。自分だけ違う世界に居るような物凄い孤独感があります。私もなってみて本当に実感しました。健康な時には考えられない世界です。
ですのでゆっくり休んで頂く為にも家族や周りの理解が重要です。
次回はこの続きを書いていきたいと思います。
うつ病の患者さんは例外なく身体が疲れています。ですのでアドバイスとして『寝れるだけ寝て下さい』と毎回お伝えします。
睡眠は身体の回復にとっては欠かせないものです。
寝ている間に邪気(疲れ)がより排出されます。邪気(疲れ)は寝ている間に特に排出される特徴があるからです。
うつ病の方は当然身体が疲れていますので1日中寝ていられます。健康な方は1日中寝るなどという事は出来ないと思います。
休みの日など日中寝過ぎてしまうと夜寝れなくなる事があると思います。それは健康な証拠です。
うつ病の方は1日中寝ていられますし、1ヶ月以上も寝ていられる方も沢山いらっしゃいます。
余程疲れが溜まっている証拠ですよね。
疲れが取れるに従って徐々に睡眠時間が減って来ます。完治した後は普通の方と同じ睡眠時間に戻ります。
寝ようと思っても1日中寝る事は出来なくなります。
身体は本当に上手く出来ていますね。
次回はこの続きを書いていきたいと思います。
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