指圧で日本を変える
気療で世界を変える

気療エクササイズでの心の変化

気療を続けて3ヶ月が経った頃仕事に行こうと外に出た瞬間にいつもと違う感覚がありました。

それまで自己嫌悪の塊だった私が『こんなダメな自分でも受け入れてみようかな』と何気なく思えたのです。

するとそれまで重苦しかった気持ちが少し軽くなりました。うつ病以来ダメな私を否定し続けた私にとっては突然の気持ちの変化に驚きました。

それまではうつ病に関する様々な本を読んだりして心の有り様を実践しようと何回も試みたのですが、頭では判っているのですが全く心が動かない状態でした。

それが気療エクササイズを始めて3ヶ月で最初の心のきっかけが自然に訪れた訳です。

ダメな自分を受け入れられるようになってからは気持ちが軽くなり、少しづつですが考え方も良い方向へと向かうようになりました。

気療エクササイズをしたお陰で身体の気の滞りや気のエネルギーの不足が改善されてきたのだと思います。

身体が健康に向かうに従って心が身体に勝手について来たような感覚でした。

この経験は後の私の治療に多いに役立つ事になります。

うつ病という精神疾患を精神的な面から何とかしようとしていた私が身体を健康な状態に持って行く事で心も自然に改善されて行く事実を身を持って体験出来た訳です。

この現象には本当に驚きました。

良く考えますと身体が不調なのに精神面が充実する筈もなく、普段の精神面の在り方も大事ですが病気になったら(特に精神疾患)先ずは身体をいたわり身体の健康レベルを上げる事が大事だという事が判りました。

それからの私は精神面に目を向けるよりも身体の健康レベルを注視するようになりました。

そして気療エクササイズで身体が健康になればうつ病は勝手に治るのではないかと変な期待をするようになります。

次回はこの続きを書いていきたいと思います。

気療を体得していく

東京に住んで気療を学ぼうとしていた私はその旨を先生に伝えました。

しかし以外な事に週1回のペースで2年間エクササイズを行う事で十分気療が体得出来ると教えて頂きました。

それで山形から仕事の休みの日を利用し通う事にしました。

全国から私のような方が学びに来られていましたので、山形から通うという事は珍しくありませんでした。

私のような一般の生徒の他にも接骨院の先生、指圧師の先生、整体の先生、国会議員の先生等が通っておられました。

やはりご自身の治療に役立てたいという思いから学びに来られていました。

そうした先生方が学びに来られる『気療』は凄いと改めて思いました。私も1日でも早く気療を体得するべく毎日エクササイズをしました。

初めの頃は当然ですが気に対する感覚がないものですから、神沢先生に教えて頂いたエクササイズを信じて繰り返し行っていました。

すると少しづつですが手のひらにピリピリした感覚や痛み感覚、重い感覚、スースーする感覚等が判るようになってきました。

ようやく『気療』の扉を開いたような嬉しい気持ちが今でも思い出されます。

こうした感覚を掴んで来るとどんどん楽しくなってきます。

それと同時に3ヶ月が過ぎた辺りからうつ病が軽くなって来ました。私の身体が良い方向に向かいつつある事が実感出来たのです。

気療のおかげで私の身体がどんどん変化していきます。

次回はこの続きを書いていきたいと思います。

気療塾学院に入学

その当時インターネットという便利なツールがまだ身近なものではなく、神沢先生に関する情報が殆どありませんでした。特にパソコンが苦手な私だからという事ありますが。

そこでテレビ局や出版社に連絡先を聞いてみたところ当然あっさり断られ、先生の著書に載っていた住所を頼りに東京へ行く事にしました。

先生にお会い出来るまで帰らないという覚悟でした。

なんとか南青山にあるマンションまでは行く事が出来ましたが、先生がご不在でマンションの管理人さんにお願いして管理人室で待たせて頂く事になりました。

管理人さんの優しさに今でも感謝しています。うつ病の私は不安でいっぱいでしたので、管理人さんの存在は本当に心強かったです。

初日、2日目とお会いする事が出来ず手紙を書く事にしました。手紙と履歴書を先生のポストに入れその日も諦めてカプセルホテルに帰りました。

3日目の朝携帯に先生から連絡を頂き学校の見学をさせて頂ける事になりました。

その時は本当に嬉くて興奮したのを覚えています。

やっと神沢先生にお会いする事が出来て入学も許可されました。

先生は誠実で優しさに溢れる方でした。それと全然偉ぶらないところに驚きました。これ程の先生が私のような者に気さくにお話し下さる事に感激しました。

うつ病絶好調の私でしたが何か光が差し込んだような感覚になりました。

そしてなんとしてもその光を辿って前に進んで行きたいと決意しました。

後に分かる事ですが、神沢先生を管理人室でお待ちしていた頃、先生は気療塾学院のパリ分校に行かれていました。

私のタイミングが悪かった訳ですがそれも含めて今では良い思い出です。

次回この続きを書いていきたいと思います。

恩師との出会い

私は30歳までニューヨークで音楽活動をしていました。そして27歳の時にうつ病になりました。それでも夢を諦める事が出来ずに音楽活動を続けていました。

しかし精神的にも肉体的にも限界だった私は30歳で音楽の道を諦め山形に帰って来る事になりました。

音楽を諦めこれからどうして生きて行こうかとうつ病を抱えながら文字通り鬱々とした毎日を過ごしていました。

将来への不安を抱えながら父親の仕事を手伝いながら悩める日々が続きました。

私は20代の頃から何故か『気』というものに興味がありました。ですので健康になる為の第一歩として地元の気功教室に通いました。

しかし何か決定的なものが感じられませんでした。これは私の勝手な解釈です。それでも気功教室に通う事で『気』に対する興味は大きくなり、将来は気に携わる仕事がしたいと漠然と思うようになりました。

ある日夕食時に何気なく観ていたテレビに後の恩師となる神沢瑞至先生が出演されておりました。

先生は野生の動物を『気』の力で眠らせ倒すというものでした。

次々と倒れて行く動物達を目の当たりにし日本にこれだけ凄い先生がいらっしゃるという事実に衝撃を受けました。

私も先生のようになりたいと強く思いました。

先生は『気』の力で様々な病気を治しておられました。

私も『気』の力を手に入れ自分のうつ病を治し、そして私のように苦しんでいる人達を治したいと思いました。

人生において運命みたいなものがあるとするならば、私にとってはテレビを通じての恩師との出会いだったと思います。

次回この続きを書いていきたいと思います。

好転反応の仕組み

今回は好転反応の仕組みをご説明させて頂きたいと思います。

好転反応になってしまう条件としまして前回も書きましたが10〜30年以上の慢性疲労の状態の方に起こる傾向があります。

好転反応の起こる仕組みですが、まず身体の中に相当量の邪気(疲れ)が溜まっていてその状態で治療を行う事で起こります。

治療の基本はいかに邪気(疲れ)を排出させる事が出来るかです。

例えば10回分の疲れが溜まっていたとします。1回治療を行うと9回分の疲れが残っている事になります。一般的には次の1回分の疲れが2〜3日かけて徐々に上がって来ます。

徐々に上がって来る分には好転反応は起こりませんが、急激に4〜5回分の大量の邪気(疲れ)が上がって来る事によって起こります。

何故急激に疲れが上がって来るのかは正確には判りませんが、自己治癒力の高い方に起こりやすいのではないかと私なりに考えています。

しかし好転反応は悪い側面だけではありません。4〜5回分の疲れが上がって来る訳ですからその分治りは早くなります。

好転反応になると症状がますます悪くなってしまったのではないか?とご心配される方がいらっしゃいますがご心配ありません。

身体が治そうとする為に起こす生理的現象ですのでご安心下さい。

身体は良い方向に行くか悪い方向に行くか相反するものです。

身体に良い事を続ければ良い方向に行きますし、悪い事を続ければ悪い方向に行きます。

普段から身体に良い事を続けて行く生活を心がけたいものですね。

うつ病について

私は以前うつ病を患っていた事があります。うつ病は本当に辛いものです。

うつ病になる以前の私はうつ病になっている方の気持ちが全く判っていませんでした。俗にいう『気の持ちようだ』と思っていました。

しかしいざ自分がなってみると『気の持ちよう』だけでは済まない経験した事のない世界がありました。

それまでの私はうつ病になる事など考えられない能天気な性格でした。

今は完全に回復していますのでその時の事を客観的に振り返る事が出来きるようになりました。

何故うつ病になったのか?うつ病になっていく過程。うつ病で苦しんでいた自分。うつ病から治って行く過程。うつ病が治って来た時の心の変化等。

当院にうつ病で来院される方は多い方だと思います。

そしてうつ病の症状や治って行く過程を診ていると私が経験した事と殆ど同じ過程を辿って行く事が判りました。

うつ病は精神面のケアも大事ですが肉体面の影響もかなりの割合で占めていますので、肉体面からのアプローチが最も大事だと考えています。

次回はうつ病の本質を肉体面からのアプローチで書いていきたいと思います。

好転反応の起こる確率となりやすい方

私の治療院では好転反応が起こる確率は1/10です。

好転反応が起きても半日から2日位で症状は改善されていきます。好転反応が終わるとスッキリ軽くなります。

たまに好転反応の重い方がいらっしゃいますがその時はすぐに治療に来て頂くと好転反応の症状を取り去る事が出来ます。

そしてこの好転反応にはなりやすい方とならない方がいらっしゃいます。

なりやすい方は10〜30年以上の慢性的な症状をお持ちの方です。特に症状が重い方程なりやすい傾向にあります。

好転反応はどうしても避ける事が出来ませんので、好転反応が出た場合はその都度治療で対応するしかありません。好転反応で出た疲れを取り去る事で一気に良くなります。

好転反応が出る方は余程お疲れの方ですので、一般的には殆ど心配はありません。

次回は好転反応の仕組みを書いていきたいと思います。

好転反応について

好転反応と聞いてすぐに分かる方は少ないのではないでしょうか?一般的に好転反応という言葉は広く知られていないと思われます。

好転反応とは良くなる時期に出てくる様々な症状の事を言います。身体がダルくなったり、眠気が強かったり、痛みが出たり等。

よく揉み返しと間違われますが性質は全く違います。揉み返しは簡単に言えば施術者の技術不足で起こる現象です。

好転反応と揉み返しの違いは痛み等が出てその痛みが引いた時の違いでわかります。

肩凝りの場合でご説明致しますと好転反応の場合は痛みが引くと一気に良くなりますが、揉み返しの場合は痛みが引いた後も最初の肩凝りの症状に戻ります。

ですので揉み返しは辛い思いをされただけで全く効果はないという事です。

揉み返しを起こさないポイントがあります。先ずはツボの位置を正確に捉える事、ツボに対して正確な角度で指圧する事、ツボを指圧していくスピードを理解する事です。

これが出来て初めて指圧の本当の効果が出せるようになります。揉み返しは100%起きません。

この仕事をする以前の私は好転反応は施術者が失敗した時の前もっての言い訳としか思っていませんでした。言葉で保険をかけているに過ぎないとうがった考えを持っていました。

しかしこの仕事を始め身体の本質を知った時に、好転反応は避ける事が出来ない人間の生理的現象であるという事が判りました。

揉み返しと好転反応は全く違う性質のものであるという事をご理解頂ければ幸いです。

次回は好転反応の起こる確率と起きやすい方について書いていきたいと思います。

冷え性を治す

特に女性に多い冷え症ですが、冷え症には2つの原因とパターンがあります。

1つ目は子宮、膀胱、大腸、小腸、胃等臓器に溜まった邪気(疲れ)によるもの。

2つ目は手や足等の骨格筋に溜まった邪気(疲れ)によるもの。

みなさんはどちらの方が治りやすいと思いますか?

臓器に溜まった邪気(疲れ)から来る冷えの方が1〜3回と比較的簡単に治ります。

冷え性というと元々の体質のように思われがちですが、体質ではなく疲れが溜まる事で起こる後天的な現象です。ですので一生付き合って行くものだと諦めている方が結構いらっしゃいます。

冷え性を治す事はそんなに難しい事ではありません。(症状と回数例をご覧下さい)

臓器から来る冷えは簡単に治せますが、逆に手や足等の骨格筋から来る冷えは臓器から来る冷えに比べると回数がかかります。

手や足の指の1本1本の疲れの溜まり方がバラバラな事が多いですので、冷えを取るには各指の疲れのレベルを正確に知る必要があります。骨格筋の場合指や手足全体の疲れが全て同じという事は殆どありません。

ですので技術的にはこちらの方がちょっと難しいと言えます。

ご自分で冷え性を治す方法もあるのですが、さすがに時間と労力が必要ですのであまりオススメとは言えません。

冷え性は指圧で簡単に治るものですので早く治したい方には指圧での治療をオススメ致します。

痛みの不思議

私達の身体は何故か1度にすべての痛みを把握する事が出来ません。

例えば右の肩は痛いが左肩は全く痛くない方。 触ってみると確かに右肩には相当量の邪気(疲れ)が溜まっています。ですが左肩にもある程度の邪気(疲れ)が溜まっている事があります。

割合でいうと右肩が6で左肩が4といったところです。左肩も何かしらの症状が出るはずなんですが何故か何も感じる事はありません。

右肩を集中的に治療すると疲れのレベルが下がります。右肩の疲れが左肩の疲れレベルを下回ると今度は急に左肩が痛く感じられるようになります。

この時患者さんは『せっかく右肩が良くなってきたのに左肩に痛みが移動してきた』とおっしゃる方がいらっしゃいます。感覚的には確かにそう感じられます。

ですが痛みが移動した訳ではなく元々左肩にあった疲れを感じとれるようになったという事です。

ですので治療の際には症状以外の部位も疲れを計り予め次に痛みが出る部位をお伝えするようにしています。

基本的に痛みは移動する事はありません。移動したのではと錯覚してしまうという事です。

何故このような現象が起こるのか私なりの答えがあります。

まず脳は何ヵ所もの痛みを同時に感じる事は出来るがあえてそうしていないのではないか?

痛みは脳にとっても大変なストレスです。一気に何ヵ所もの痛みを感じてしまうと脳が痛みのストレスで機能低下に陥ってしまうからではないかという事です。

そこであえて脳は1ヶ所だけを痛みとして感知し他の部位はシャットアウトしていると思われます。

1番酷い部位だけを感知し他の部位はシャットアウトする事で日常生活になるべく支障が出ないようにする為の生体の防御反応ではないかと思います。

不思議ですが私達の身体は本当に上手く出来てるなぁと思ってしまう現象です。

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