指圧で日本を変える
気療で世界を変える
私達の身体は何故か1度にすべての痛みを把握する事が出来ません。
例えば右の肩は痛いが左肩は全く痛くない方。 触ってみると確かに右肩には相当量の邪気(疲れ)が溜まっています。ですが左肩にもある程度の邪気(疲れ)が溜まっている事があります。
割合でいうと右肩が6で左肩が4といったところです。左肩も何かしらの症状が出るはずなんですが何故か何も感じる事はありません。
右肩を集中的に治療すると疲れのレベルが下がります。右肩の疲れが左肩の疲れレベルを下回ると今度は急に左肩が痛く感じられるようになります。
この時患者さんは『せっかく右肩が良くなってきたのに左肩に痛みが移動してきた』とおっしゃる方がいらっしゃいます。感覚的には確かにそう感じられます。
ですが痛みが移動した訳ではなく元々左肩にあった疲れを感じとれるようになったという事です。
ですので治療の際には症状以外の部位も疲れを計り予め次に痛みが出る部位をお伝えするようにしています。
基本的に痛みは移動する事はありません。移動したのではと錯覚してしまうという事です。
何故このような現象が起こるのか私なりの答えがあります。
まず脳は何ヵ所もの痛みを同時に感じる事は出来るがあえてそうしていないのではないか?
痛みは脳にとっても大変なストレスです。一気に何ヵ所もの痛みを感じてしまうと脳が痛みのストレスで機能低下に陥ってしまうからではないかという事です。
そこであえて脳は1ヶ所だけを痛みとして感知し他の部位はシャットアウトしていると思われます。
1番酷い部位だけを感知し他の部位はシャットアウトする事で日常生活になるべく支障が出ないようにする為の生体の防御反応ではないかと思います。
不思議ですが私達の身体は本当に上手く出来てるなぁと思ってしまう現象です。
疲れの溜まり方は人それぞれ違います。
例えば喉に溜まりやすい方、胃に溜まりやすい方、子宮に溜まりやすい方等。
その方の生活習慣を除いても明らかに溜まりやすい部位があります。肩凝りに関しても日本人は右利きが多いですので右肩に溜まりやすい傾向はありますが、右利きなのに極端に左肩に溜まっている方もいらっしゃいます。
右肩に疲れが溜まりやすい方と左肩に溜まりやすい方の割合は私の統計ですが7:3になってしまいます。
右利きなのに何故左肩に疲れが溜まるのか、喉にだけ疲れが集中している方、同じく子宮だけに疲れが集中している方。
この現象を私なりに考え1つの答えにたどり着きました。
それは遺伝が関係しているという事です。疲れはその方の遺伝的に弱いところに溜まる性質があります。
以前子宮筋腫の患者さんを治療した時は正にそうした状態でした。身体の他の部位にはそんなに疲れは溜まっていなかったのですが、子宮だけには凄い量の邪気(疲れ)が溜まっていました。
そこで考えついたのがその方の遺伝的に溜まりやすい部位をあらかじめ把握しておき、疲れが溜まり過ぎないようにすれば子宮筋腫のような症状も防げたのではないかという事です。
こうした症状は邪気(疲れ)が溜まり過ぎる事で顕在化してくると考えています。あくまで私の見解ですが。
私の患者さんの中には月1回メンテナンス的に来られる方がいらっしゃいますが、その際にはその方の遺伝的に溜まりやすい部位をチェックし症状が顕在化しないようにしています。
患者さんの中に喉に2センチ程の陽性の腫瘍がある方がいらっしゃいますが、ここ5年は大きさも変わらず定期診察の結果も良好です。
このように前もって邪気(疲れ)を取り除けば症状の顕在化は押さえる事が出来るのではないかと考えています。
遺伝的に内在している病気や症状を把握し、病気や症状の顕在化を防ぎましょう。
ストレスの多くの原因は人間関係にあると言われています。円滑な人間関係は理想ですよね?
私は心で思っている事は波動として相手に伝わっていると考えます。嫌だなぁと思えばその波動が少なからず相手に伝わります。すると私の嫌な波動を受け取った相手は同じように嫌な気持ちになってしまいます。
これは私自身もストレスですし相手にもストレスを与えてしまう事になってしまいます。
一般的にプラス思考が良いと言われていますが私も以前からプラス思考を実践しています。ネガティブな感情から邪気が溜まる現象や私の心の波動が相手の心と共鳴する現象から、何事もプラスに考える方が良い結果が得られるのではないでしょうか。
嫌な事や出来事は身体の為に(嫌だなぁというネガティブな感情は邪気となって身体に溜まってしまう為)早く忘れる努力をしましょう。
最初からプラス思考に成れる訳ではないですが、物事をプラスに捉える事を繰り返す事で徐々に思考回路がプラスに変わっていきます。
私もこの繰り返しからプラス思考がようやく根付いたと思います。1度プラス思考になると人間関係が楽に感じられるようになりますので。
ご自身のお身体と心の為にもプラス思考で過ごして頂く事をオススメ致します。
20代の頃の私は我が強くいつもストレスを感じていました。お恥ずかしい話しですがプライドも高かったと思います。ちょっとした事にもすぐにストレスを感じイライラしていました。
当時の私はストレスの塊のような人間だったと思います。その結果あまりのストレスと肉体疲労で私は27歳頃からうつ病になってしまいました。
うつ病を治したい一心から自分の心を内観するようになりました。そこで見えて来たのがストレスの原因は執着心だったという事です。
うつ病克服の為に執着心をなくそうと思いました。
初めの頃は長年の性格の為執着心をなくす事は簡単ではありませんでしたが、意識して過ごしていた結果何事にもあまり執着しなくなってきました。
執着心が減って来ると我の強さもプライドも小さくなって来るのが判りました。
それからはあまりストレスが溜まらない、感じない性格になりました。うつ病の頃の私に戻りたくないという思いがあるのだと思います。
ストレスが溜まりやすい性格とは執着心が強いという事だと思います。
執着心をなくす事は難しいと思いますが小さくする事は可能です。
私も含めて『執着心をなくす』事は一生を通じての課題ですね。
現代の私達は多かれ少なかれストレスを抱えて生きています。多少のストレスは発奮材料として考えプラスに出来る方もいらっしゃると思います。しかしストレス漬けの毎日の方はなかなかそうはいかないものです。
ストレスが身体に与える影響は凄いものがあります。
私はストレスで溜まった邪気(疲れ)を感知判別出来ますのでこのような実験をした事があります。
ストレスを感じるとどの位の邪気(疲れ)が溜まるものなのか?
普段は殆どストレスを感じない私ですがあえてストレスを与えてみました。ネガティブな事を考えてたり自己否定してみたりといった感じです。
1日目にすでに頭が重くなって来ました。それに伴い邪気が首筋に溜まり始めました。2日目には頭が重いのに加えイライラして来ました。首筋の邪気の量も増え首筋が不快な感じになりました。
3日目には耳鳴りと頭痛になり、いよいよ続けるのが難しくなって来ました。首筋は凝りを感じるようになりました。邪気も相当量溜まっています。
4日目は耳鳴りと頭痛が酷くなってきました。そろそろ限界です。首筋に加え肩の方まで邪気が溜まっています。頭全体にも溜まり始めました。僅か4日で肩凝りを感じた訳です。
さすがにこの4日間で実験は止める事にしました。
この実験で判った事は精神的ストレスが身体に与える影響は大きいという事です。
ストレスが身体に悪いと言われるのは当たり前ですが本当の事です。
ストレスを溜めて良い事はありません。
次回はストレスの正体をうつ病を患った私の経験から書いていきたいと思います。
前回書かせて頂きましたが肉体と精神はリンクしています。
詳しくご説明致しますと肉体疲労で溜まった疲れによる精神レベルのダウンと、精神疲労で溜まった疲れによる肉体レベルのダウンがあります。もちろん肉体面と精神面の両方からの健康レベルのダウンもあります。
肉体面、精神面どちらかであっても精神面の健康レベルは下がります。
いずれにしても邪気(疲れ)が溜まる事で精神面に身体からのサインが現れます。
具体的な例としまして意味もなくイライラする、やる気が出ない、全身の倦怠感がある、頭が上手く働かない、ネガティブな考えになりやすい等があります。
これらの精神面から知る健康レベルは元気な時のご自身の精神面と比較する必要があります。
長年疲れが溜まってしまった方はどうしても元気な時のご自身の精神面を忘れてしまっていらっしゃる方が多いように思います。
何故かやる気が出ないのも『年齢を考えるとこんなものかなぁ』と思ってしまいがちです。
健康レベルが高い場合は精神レベルも高い状態にありますので、何もなければイライラ等しませんし、やる気が出ないという事もありません。
朝起きた時から理由もなく『今日は仕事に行くのが嫌だなぁ』と思った時は健康レベルと共に精神レベルが下がっている証拠です。
私もこのような考えが巡って来た時にはすぐに気付いて早めに対処出来るようになりました。
最初のうちは気付く事はなかなか難しいと思いますが毎日のご自身の精神面を注視しているとすぐに分かるようになります。
対処と言っても私の場合は半身浴をしたり普段より睡眠を多めにとる事で次の日には復活しています。
疲れが精神面に影響していますので疲れを取る事がポイントになります。
心当たりのある方はなるべく無理をせず普段よりも多めの睡眠を取るように心がけてみましょう。
日頃から楽しく充実した気持ちで過ごしたいものです。やはり疲れは天敵です。
普段健康な私達は身体の事を殆ど意識する事なく過ごしていると思います。
例えば胃がもたれたり痛みを感じて初めて胃の存在に気が付く事が出来ますよね?そこでようやく胃の調子が悪い事を自覚し対処されると思います。
このように身体からは必ず何かしらのサインが出ています。なかには自覚症状が全くないものもありますが。しかし殆どの場合は身体からのサインでご自身の健康レベルを知る事が出来ます。
私達の身体の肉体と精神は完全にリンクした状態にあります。
先ずは肉体面からのサインを考えていきたいと思います。
肉体面からのサインは比較的分かりやすく痛みや違和感、凝り等として現れます。この場合の健康レベルは私の感覚ですが100を上限とした場合60まで下がっている状態です。
逆に言えばすでに疲れが40%溜まっているという事です。そして40%を越えてようやく身体からのサインに気付く事が出来る訳です。
このような身体からの最初のサインであっても既に健康レベルは60まで下がっています。ですので最初のサインが出た時点で対処して頂ければそれらの症状は自己治癒力で簡単に治って行きます。
この最初のサインを目安にするとご自身の健康レベルを認識しやすいと思います。
健康レベル60というのはアスリートに例えると60%のパフォーマンスしか出来ない事になります。記録がシビアな陸上の選手等を治療する場合は100%まで持っていく必要があります。
疲れが20%残っていると80%のパフォーマンスしか出せないからです。
私達は陸上選手程シビアになる必要はありませんが、痛み等が出る40%のラインを常に下回っている事が理想だと思います。
痛み等があるのに無理を続けていくと当然ですが健康レベルはどんどん下がっていきます。健康レベルが50の方はご自身が持つ能力の50%しか発揮出来ませんので、人生においては勿体ない事だと思います。
私は毎日の仕事に持っている力を100%発揮したいと思っていますので、健康レベルには常に気を付けています。100が理想ですがそれはなかなか難しいので高い健康レベルで維持するように心がけています。
疲れという貯まらなくても良いものばかり何故か良く貯まりますね〜。(笑)
次回は精神面からのサインで知る健康レベルについて書いていきたいと思います。
日本人は本当に真面目な国民性があると思います。20代の頃ニューヨークに住んでいる時に様々な国の方々とお話ししたり仕事をご一緒させて頂く事がありました。
そこで日本人に対して感じたのは真面目で責任感が強く自分を犠牲にしてまでも頑張る精神を持っているという事です。
他の国の方々にこのような精神がないという訳ではありませんが、日本人は他の国に比べこの傾向が大変強いと思われます。
逆に和の心を持つ日本人は自己主張が苦手である事も私自身の体験からも実感致しました。
この真面目さと自己主張が苦手な国民性が相まって現在の日本人は完全にオーバーワークになっていると思います。
頑張る時も必要ですが身体が資本ですので、仕事と家庭と趣味のバランスが大切だと思います。
日本人はどうしてもこのバランスの円自体が大きくなりがちですので、ご自身のお身体と相談しながら健康に快適に過ごす為にもその方なりのバランスを心がけで頂く必要があると思います。
疲れは目に見えませんが身体からは必ず何かしらのサインが出ています。身体からのサインを見逃さず早めに対処して頂く事で健康で快適な生活を送る事が出来ます。
次回は身体からのサインで知る健康レベルを書いていきたいと思います。
そうは言っても上手にバランスを取る事は現実的には厳しいですよね。(泣)
それが今の日本社会なのでしょうね。
前回に続き正座が出来るようになる為の方法をご紹介致します。
正座が出来ない方は当たり前ですが膝周りに邪気(疲れ)が溜まり込んでいます。
膝に溜まった邪気(疲れ)をいかに排出させる事が出来るかというところが最大のポイントになります。
1番早いのはご自分で指圧する事ですが、慣れないと疲れますし指も痛くなるので今回は指圧以外の方法をご紹介致します。
1番効果的なのはやはりお風呂です。20〜30分位の半身浴をオススメします。その後痛気持ち良く感じる程度の膝のストレッチをゆっくり時間をかけて行って下さい。
そして特に痛いと感じる方向へストレッチして下さい。反動等をつけても差ほど効果が得られませんのでゆっくり時間をかけて伸ばして行きましょう。
その後は温湿布かカイロを伸ばした時に痛んだ所へ貼って頂くとより効果的です。ポイントは温める事です。冷湿布等は絶対に貼らないで下さい。治りが遅くなるばかりか痛みを誘発しますので。
邪気(疲れ)の排出量によっては温めた為に余計に痛くなる場合がありますが、その際は温湿布やカイロ等を剥がして下さい。この現象は好転反応と呼ばれるもので全く心配ありません。
半日から2日位で大量に上がって来た邪気は自然排出されるので痛みもなくなります。
邪気(疲れ)は特に寝ている間に排出される特徴がありますので、出来れば普段より長めの睡眠を心がけ下さい。
この方法で早い方で2ヶ月位で治ります。
中々簡単に治るものではありませんので根気強く焦らず気長に続けて下さい。必ず結果は出ますので。
是非お試し下さい。
正座が出来ないといった膝の悩みをお持ちの方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
私のところにもそうした方が大勢来られます。例外として変形性の膝関節症の方は残念ながら正座が出来るまで治す事は出来ませんが痛みを取る事は可能です。
私のところに来られる方で共通した認識をお持ちの方がおられます。それは『膝の痛みや正座が出来ないといった現状と一生付き合って行かなければならない』と思ってらっしゃる事です。
一般的にはこうした考え方が浸透していると思われます。
しかしきちんと治療すれば正座が出来るようになります。
それでは何故正座が出来るようになるのか?
骨は靭帯と筋肉によって支え繋がれています。この靭帯と筋肉に邪気(疲れ)が溜まり込む事で痛みによる稼働域制限が起こります。その状態が長く続くと靭帯と筋肉は硬く変異してしまいます。
ですので靭帯と筋肉を元の状態に緩めてあげれば治るという事です。
それではどのように治っていくのか?
先ずはこの硬くなった原因である邪気(疲れ)を靭帯と筋肉から指圧で取り去ります。邪気(疲れ)を取り去る事で自然に靭帯と筋肉が緩みます。邪気(疲れ)の量と症状は比例しています。邪気(疲れ)がなくなるにつれ稼働域があがってきます。
邪気(疲れ)が殆どなくなった状態になると完全な正座が出来るようになるのです。
いかに邪気(疲れ)を排出、取り去る事が出来るかがポイントになります
ですので特にストレッチや矯正等は行っておりません。指圧だけで治ってしまうからです。(症状別回数例をご覧下さい)
時間はかかりますがご自分で治してみたいという方の為にその方法を次回は書いていきたいと思います。
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